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デカルト賞受賞により、発光ポリマー/有機EL(LEP-OLED)テクノロジーに関する超国際的な研究と技術開発が欧州において最高レベルであることが確認される。
英国、ケンブリッジ(2003年11月21日) – ケンブリッジ・ディスプレー・テクノロジー社(以下CDT、Cambridge Display Technology)および同社の欧州協力組織に名誉ある「2003年度デカルト賞」が欧州委員会から授与された。このデカルト賞は、共同研究の結果によって達成された最も顕著な科学および技術上の業績を受賞の対象としている賞である。この賞は、また優秀な成果を挙げた国際的な研究チームに対して与えられる。 この受賞を分かち合ったCDT以外のチーム・メンバーは、英国ケンブリッジ大学のCavendish Laboratory、ベルギーのMons-Hainaut大学、スウェーデンのLinköping大学、オランダのPhilips Electronics社、ドイツのCovion Organic Semiconductors Gmbhである。
発光ポリマー/有機EL(LEP-OLED)チームは、欧州全土の研究チーム 230から選出された選抜候補者名簿に載り、人工知能、高度衛星位置決めシステムから巨大な海上波浪、アルツハイマー症の治療までの広い範囲の科学・技術の領域を含む、最終8候補者のなかから選ばれた。
1989年に英国ケンブリッジ大学、Cavendish Laboratoryのリチャード・フレンド(Richard Friend、CDT社の共同創設者、チーフ・サイエンティスト)に率いられた革新的な研究によって、発光ダイオード(LED)を共役ポリマーから作れることが発見された。この新しい材料は、フラットパネル・ディスプレイとライティングへの用途の可能性が直ちに確認され、この技術の革新性を保護するために特許が申請された。このテクノロジーの商業化を目指してCDT社がその後まもなく設立された。以後、欧州協力体制が確立され、このテクノロジーを進展させるために必要な多領域にまたがる研究が取り上げられた。この共同研究のなかで、材料の合成、量子化学のモデリング、界面科学、デバイス工学、製造工程などが系統的に取り上げられ、進展が見られた。これらの活動は、知的所有権(IPR)とノウハウの強い管理体制、さらに欧州での積極的な生産に伴い、最近になって頂点に達し、発光ポリマー/有機EL(LEP-OLED)ディスプレイ製品を市場に投入するまでに至っている。
CDT社の最高経営責任者(CEO)であるデイビッド・ファイフ(David Fyfe)氏は次のように述べている。「CDT社がこの名誉ある賞を欧州委員会から受賞したことは最高の栄誉であると考えている。私どもでは、この受賞によって、CDT社と同社の研究パートナーが長年にわたって成し遂げた目覚しい研究ばかりでなく、この新しいテクノロジーの商業化を達成するために国際チームが果たした努力と献身が認められたのだと信じている。また、この受賞は、発光ポリマー/有機EL(LEP-OLED)テクノロジーがフラットパネル・ディスプレイ業界、より一般的には、ナノテクノロジー分野で今後主役的な存在となることが確認された大きな証拠といえる。」
発光ポリマー/有機EL(LEP-OLED)は、半導体プラスチックで、電気的な刺激を受けると単色の光を発することから、LCDディスプレイで必要とされるバックライトを必要としない。この特徴から、発光ポリマー/有機EL(LEP-OLED)は薄く、軽量にすることができると共に、より高い電力効率、その上優れた画像品質とより広い視野度が得られる。さらにまた、発光ポリマー/有機EL(LEP-OLED)は、ガラスまたはプラスチップの基板に、インクジェット印刷、スクリーン印刷、レーザー転写、密着印刷、フレキソ印刷、グラビア印刷などの低コストの製造方法を使って付着できる溶液処理可能な有機材料である利点を持っている。これらの革新的な製造方法は、ディスプレイの生産方法を変え、用途が柔軟性と順応性に富むディスプレイの新しい市場を開くものと期待されている。CDT社は、 材料/デバイス・エンジニアリング、インクジェット印刷などの付着処理方法、製造工程、ツールの分野で研究開発プログラムを積極的に展開している。CDT社では引き続き、発光ポリマー/有機EL(LEP-OLED)テクノロジーを推進し、商業化を行うため開発を進め、自社の技術を製造ライセンス供与企業および共同開発契約(JDA)の提携各社に技術移転を実施する。
CDT社のパイオニア企業としての成功は、2002年度において英国および海外で英国王立工学アカデミー(Royal Academy of Engineering)、MacRobertゴールド・メダル賞(英国工学分野における最高の賞)、「Scientific American」誌の一般テクノロジー部門第一位の賞をはじめとして、8つもの賞を受賞したことより広く認められている。
CDT社について
ケンブリッジ・ディスプレー・テクノロジー社(以下CDT、Cambridge Display Technology)は、フラットパネル・ディスプレー、ライティング、センサー、光起電装置向けの発光ポリマー(LEP)およびデンドリマー・テクノロジーに関する研究、開発、商業化を積極的に行っている非公開会社である。これらのテクノロジーが対象とするのは、情報管理、通信、エンタテイメント用の広範な電子ディスプレー製品における使用である。特長として、消費電力、厚さ、重量の低減、さらに、非常に広い視角範囲、素晴らしいビデオ画像性能、およびプラスチック基板上へのディスプレー製作が可能性な点などが挙げられる。現在までに、製造ライセンスが供与されている企業各社は以下の通りある:
Delta Optoelectronics、大日本印刷(DNP)、DuPont Displays、Eastgate Technology, MicroEmissive Displays、OSRAM、Philips、セイコーエプソン。1992年に設立された会社は、英国のケンブリッジに本社を置き、英国のゴッドマンチェスター(Godmanchester)にLEP製造開発センターを開設している。
デカルト賞について
数学者、自然科学者、哲学者であった欧州の偉大な博学の人の一人である、ルネ・デカルトの名誉を称えて名付けられた。この賞は、欧州の共同研究から優秀な成果を挙げた研究チームに与えられる。この賞の対象は、科学への貢献が認められるあらゆる分野である。
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